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「看護師つらいな」
「やめようかな。でもまだ辞めないほうがいいかな。」
辞めようか、転職しようか迷っている看護師は少なくないのではと思います。
そこで、転職を悩む人に向けて、私の転職話を踏まえて転職に前向きになれるよう応援したいと思います。

看護師を辞めたくなる理由一覧
まずは、看護師が今の職場を辞めたくなる・転職したくなる理由として、
以下のようなものがあると思います。
- 給与面での不満がある
- すべての業務に割いた時間と給与が割に合わない
- 前残業しないと間に合わないのに給与が発生しない など
- マンパワー不足
- 一人当たりが抱える業務量や残業が多すぎる
- どんどん人が辞めていくが補充がない
- 補充がきても、他部署の応援やバイトなので、あまり多く仕事を任せられず負担は大きいまま
- 職場の方針に共感できない
- 例) 病床や人手に余裕がないのに受け入れは断らない方針は現場にはつらい など
- 夜勤による不規則な生活や激務による心身の不調
- 看護業務以外の仕事が避けられない
- 委員会、看護研究、勉強会 など
- 人間関係の悩み、職場に馴染めない
- 不仲、価値観や看護観の違い、パワハラ、上司が守ってくれない など
- ライフステージの変化
- 結婚、妊娠、出産、介護などにより家庭と仕事の両立が困難
- やりがいを感じなくなった
- 職場環境への不満が解消されない
- インシデントや失敗が続いた
- 患者や家族からクレームを受けた
- 日常生活面での介助量が多いケア業務ばかり、責任が重すぎる など
- 他にやりたいことができた
- スキルアップしたい
- 施設、訪問看護、クリニックなど違う形態での勤務を経験したい
- 看護師から一旦離れたくなった(保健師やケアマネなどの関連職、医療とは無関係の職種 など)
人によっては他にも理由があるかもしれません。
またこれらの理由が重なって転職を考える人も多いのが現状です。
ゆじゃの転職話
私も転職した方がいいかなと考える時期がありました。
新卒で入職した急性期病棟から転職したいと思った瞬間はいくつかありましたが、
私の場合は本気で辞めたいと思った理由は大きく、
1.仕事と育児の両立が大変
2.パワハラ先輩の存在
この2つでした。
自己のインシデントの記事をいくつかあげている私ですが、それは一番の理由でありませんでした。
子どもが生まれたら転職するというパターンは割とある話だと思いますが、
そうでなくてもいずれ転職については悩んでいたと思います。
仕事と育児の両立が大変だった
①残業して帰りが遅くなると家族みんな疲れる
②子どもの成長への影響が心配
③患者の重症度が高く荷が重い 実力不足のため勉強したいが勉強する時間が十分に確保できない
④保育園のお迎えのために残った仕事を他の人にお願いして先に退勤するのが申し訳なさすぎる心理的負担
————-
子どもが1歳をむかえる夏頃、育休から復帰しました。
院内に夜勤でも対応できる託児所があり、利用料も安いのでそこに子どもを預けて働いていました。
回転率の高い病院で、多忙極まりなく、
また、私はHCU所属で院内で一番残業の多かった病棟だったため、平気で20時とか消灯時間まで残業することも多々ありました。
そんな時間に子どもと一緒に帰宅すると、私もそうですが子どもも結構疲れているのです(①)。
子どもも託児所という職場で長時間労働をしているようなものです。
まず子どもの世話をして先に寝かせますが、それでも子どもに理想的な睡眠時間は足りてないし、
成長に影響が出ないかと心配になります。
子どもは自分で辛いとは言いませんが、無理をさせているようでかわいそうになってきました(②)。
子どもが寝た後に自分達のことがやっとできるので、夫婦で家事など協力をしてでも時間が遅くなってしまいます。1日が終わる頃にはへとへとです。
また、HCUで重症度の高い患者を受け持つには実力不足を感じ、もっと勉強しなければと分かっているのですが、勉強する時間もまともに確保できません。
そんな自分が重症度の高い患者の看護をするのは荷が重すぎると感じていました(③)。
そんな生活スタイルだと良くないと思い、まずは子どもの生活リズムを整えることを優先しました。
院内の託児に預けるのをやめて、新年度から保育園を利用することにしました。
そうすると、保育園はお迎えの時間厳守なので、残業はしたくてもできない状況になりました。
私自身は残業をすることがほとんどなくなりましたが、
代わりに、大量の仕事を抱えた他の看護師に、自分の仕事を頼んで先に帰る申し訳なさが残りました(④)。
そんなの仕方ないんだから気にしないでいればいいじゃないと自分でも思うのですが、
気にしちゃう性格なのでどうしようもないのです。
それなら、定時であがれて肩身の狭い思いをしづらいところで、荷が重すぎない内容の仕事に転職すればいいんじゃないか?
とふいに思いました。
一応、もとももと育休復帰前から、しばらく働いたらいつかは転職しようかなーとはぼんやりと思っていましたが、
復帰後の生活はやはり大変だったので、やっぱりもう転職した方が良いかなと考えはじめました。
しかしこの時点では4月で新年度が始まったばかり。
今年度は辞めずに頑張って、次年度に転職できるといいなという感じでいました。
パワハラ先輩の存在
別の病棟からある先輩が異動してきました。
他の部署もいくつか異動して回っているとのことで、クセのある看護師だという噂はありました。
最初は明るい人~仕事できる人~って感じで悪い印象はなかったのですが、
少し慣れてきた頃、本性が見えてきました。
高圧的な言動が徐々に増え、忙しいのに病棟のルールに不満を訴えて自分のやり方を主張し、周りを困らせる。
特に後輩への指導はいきすぎているところがありました。
私は少し鈍感なところがあるようで
みんなから、「大丈夫?今あの人ってゆじゃさんに一番当たりが強いけど。」って言われるまで
自分が標的になっている状況に気づかなかったんです。
一緒に仕事はやりづらいなー、ペアになりたくないなーとは思っていましたが、
みんなも同じように強く当たられていると思っていたら、私だけだったと知ってびっくり。
それに気づいてからはその先輩の存在が脅威になりました。
その先輩から言われたことや向けられた表情に傷つき、仕事がしづらくなっていました。
気づけば周りの人から、
「ゆじゃさんめちゃ痩せたね」と言われることが増えました。
ちゃんと食事はとっているはずなのに、体重は過去最低まで減少。
休日でも笑顔が減った気がしました。
こうなると、次年度を待たず転職先を早く決めて辞めてしまおうと決意しました。
どこの職場でも合わない人はいるものだろうけど、
あの人のせいで嫌な思いをしてまで、しかも時短ママには働きづらい激務病棟に居続ける必要はないよね、と思いました。
本当はボーナスが入るまで待ってから辞めたかったですが、それもどうでもよくなるくらいに即行辞めたくなりました。
いざ転職
以上の経過をふまえて、以下の条件で転職先を探しました。
- 残業ほぼなし
- 子育てに理解がある環境(子どもの体調不良による急な欠勤や早退)←嫌な顔を露骨にされるとメンタル崩壊しちゃうから
- 医療処置のレベルや重症度が高すぎない対象者
- 人間関係良好 (こればっかりは実際入職してみないと分からないことなので一応希望という感じでした)
転職サイトのエージェントに支援を受けながら、
在宅の訪問看護の会社に採用をもらえました。
病院の上司に退職したいと意向を伝えるとやはり一度引き止められますが、
はっきりと自分の意志を伝えると円満に退職することができました。
思い立ったら迷わず行くべき、転職への道。
どの職場に行っても、実際働いてみると多少は理想と違う部分が見えてくるものです。
しかし、記事の冒頭であげたような理由や、また私の経験からいうように、
心身の不調をきたしたり、どうしても納得できない不満がある場合には、
無理にその場に居続へることはないと思います。
でも、私が辞めたら残された同僚達がかわいそう。申し訳ない。
辞めたいのに師長や看護部長が辞めさせてくれない。
そういった気持ちがあり、なかなか辞められないという人もいると思います。
しかし、会社や同僚達は、あなたの人生まで責任をとってくれるわけではないのです。
自分のために、自分が居やすい職場に出会うために転職する権利はみんなにあります。
思い立ったらすぐ転職するのはありです。
(でも一応私の場合は、円満退職のために退職する3か月前までに申し出るという就業規則は守りました。)
私が出会った看護師の中で、転職回数が一番多かった人は40歳で5回でした。
しかしそれよりも多く転職を経験したという人もたくさんいるだろうと思います。
それを聞くと、転職のハードルって低くなりますよね。
また、せっかく看護師の資格を持っているので、いろんな形で看護師を経験したくなるということもあると思います。
私は急性期病棟、在宅の訪問看護を経験しましたが、
他のことも経験してみたい思いがあるので、何回か転職するだろうと思っています。
もしあなたが今の状況で転職するのはいかがなものかと悩んでいることがあれば、
これを読んで少しでも転職への後押しになれば良いなと思います。
転職サイト活用のすすめ
転職したいけど、忙しい中で転職活動も併行するのは大変。
そんな場合は、看護師の転職サイトを活用するのが良いです。
転職サイトのエージェントから支援を受けると、あなたの希望に沿った条件で候補を提案してくれるため、効率よく転職先を探すことができます。
また、転職するべきか悩んでいるという場合でも、
相談するだけでも自分の希望がはっきりみえてきて、考えが変わるということもあるので、一度相談してみることをおすすめします。
相談するのは面倒だという方は、登録して求人だけ見ることができるサイトもあります。
ぜひ転職サイトをうまく活用して、理想の職場にたどりつけると良いですね。
近いうちに利用した看護師転職サイトのレビューや、訪問看護への転職後についての記事も書いていきたいと思いますので、ぜひ読んでもらえたらと思います。