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はじめに
現代の子育てにおいて、習い事は子どもの成長にも重要な要素となっています。2022年の調査によると、小学生の72.5%が習い事に通っており、全体の70%の小学生が有料の習い事をしているという結果が出ています。これらの数字からも分かるように、多くの保護者が子どもの将来を考えて様々な習い事を検討しています。
習い事は単に技術や知識を身につけるだけでなく、非認知能力の向上にも大きな影響を与えるとされています。集中力、協調性、目標達成力など、学力では測れない大切な能力を育むことができるのです。
本記事では、子どもの習い事について、人気のランキングから選び方のポイント、そして成功のための秘訣まで、幅広く解説していきます。
今どきの家庭の習いごと事情、、、
最新の調査結果によると、小学生の習い事事情は大きく変化しています。
1つの習い事をしている子が45.2%、2つ以上の習い事をしている子が54.7%と、半数を超える子どもが複数の習い事に取り組んでいることが分かります。
また、1か月の平均費用は1万6,676円で、前回調査より増加傾向にあります。
習い事を始める時期についても注目すべき点があります。
多くの家庭で3〜5歳頃から習い事を始めており、特に3歳から4歳頃が適切な開始時期とされています。この時期は子どもの脳の発達が活発で、新しいことへの興味関心も高いため、習い事を始める絶好のタイミングと言えるでしょう。
習い事のメリット★非認知能力の向上&子どもの成長
習い事の最大のメリットの一つは、非認知能力の向上です。これは学力テストでは測定できない能力で、具体的には集中力、協調性、目標達成力、粘り強さ、自制心などが含まれます。保護者からの声によると、習い事を通してこれらの能力が確実に育っていることが報告されています。
例えば、ピアノを習っている子どもは集中力と忍耐力が向上し、サッカーを習っている子どもはチームワークとコミュニケーション能力が身につきます。また、武道を習っている子どもは礼儀作法と精神面の成長が見られるなど、それぞれの習い事が子どもの人格形成に大きな影響を与えています。
保護者の期待と課題
保護者が子どもに習い事をさせる理由は多岐にわたります。体力向上、将来のスキル習得、興味関心の発見、社会性の育成などが主な目的として挙げられています。特に近年では、グローバル化に対応した英語力の習得や、IT社会に対応したプログラミング能力の習得に注目が集まっています。
一方で、送迎の負担や経済的負担が大きな課題となっています。また、子どもが複数の習い事をしている場合、スケジュール管理や子どもの疲労なども考慮しなければなりません。保護者は子どもの成長を喜びつつも、習い事の選択や継続について悩むことが多いのが現実です。
人気の習い事ランキング
総合ランキングトップ5
1位 スイミング・水泳
2位 英語・英会話
3位 ピアノ
4位 運動・体操教室
5位 書道・習字
子どもの習い事人気ランキングでは、スイミング・水泳が堂々の1位を獲得しています。全身運動ができ、心肺機能の向上や基礎体力づくりに効果的なスイミングは、男女問わず多くの保護者に選ばれています。「丈夫になってほしい」「体力をつけさせたい」という保護者の願いが反映された結果と言えるでしょう。
2位は英語・英会話で、グローバル化が進む現代社会において、早期からの英語教育への関心の高さが伺えます。
3位のピアノは、音感やリズム感を養うとともに、脳の発達にも良い影響を与えるとされています。
4位の運動・体操は基本的な運動能力を身につけるため、
5位の書道・習字は日本文化に慣れ親しませたいという保護者の思いからも選ばれています。
男女別の人気傾向
▶男の子に人気の習い事では、サッカーが特に高い人気を誇っています。チームワークを学び、体力づくりにも効果的なサッカーは、多くの男の子が夢中になる習い事の一つです。
また、野球や武道系の習い事も男の子に人気が高く、競技性や精神面の成長を重視する傾向があります。
▶女の子に人気の習い事では、ピアノが特に高い支持を得ています。音楽的な感性や表現力を育むピアノは、多くの女の子が長期間続ける習い事として定着しています。
また、バレエやダンスなどの表現系の習い事も女の子に人気が高く、美しい姿勢や表現力の向上が期待されています。
書道・習字も女の子に人気が高く、集中力と美しい字を書く能力の習得が評価されています。
急上昇中の新しい習い事
近年、従来の習い事に加えて、新しいタイプの習い事が急速に人気を集めています。
▶その筆頭がプログラミング教室で、小学生・保護者ともに高い関心を示しています。IT社会の進展に伴い、論理的思考力や問題解決能力を育むプログラミングは、将来必須のスキルとして注目されています。
▶ダンスも近年急上昇している習い事の一つです。学校教育でも必修科目となったダンスは、表現力や運動能力の向上につながるとして、多くの保護者に支持されています。
▶ロボット教室も人気が高まっており、最新の技術に触れながら創造力や論理的思考を育むことができる点が評価されています。
習い事の3つの分類とその効果
子どもの習い事は大きく分けて、運動系、芸術系、学習系の3つのカテゴリーに分類することができます。それぞれが異なる能力や特性を育むため、子どもの興味関心や将来の目標に合わせて選択することが重要です。
運動系の習い事
運動系の習い事は、基礎体力の向上や運動神経の発達に大きな効果があります。
▶スイミングは全身運動として最も効果的な習い事の一つで、心肺機能の強化、筋力の向上、持久力の向上などが期待できます。
▶水泳は事故防止にもつながる重要な生活スキルとしても評価されています。左右対称の運動であるため、体のバランスを整える効果もあります。
▶サッカーやバスケットボールなどの球技系スポーツは、基礎体力の向上に加えて、チームワークやコミュニケーション能力の育成に大きな効果があります。仲間と協力してゴールを目指すことで、協調性や責任感が自然と身につきます。また、瞬時の判断力や戦略的思考も養われ、日常生活にも活かせる能力が育まれます。
芸術系の習い事
芸術系の習い事は、創造力や表現力の向上に大きな効果をもたらします。
▶ピアノをはじめとする楽器演奏は、脳の発達に非常に良い影響を与えるとされています。両手を使って異なる動きをすることで、脳の左右のバランスが整い、記憶力や集中力の向上が期待できます。また、音感やリズム感が身につくだけでなく、感情表現の豊かさも育まれます。
▶絵画や書道などの芸術系習い事は、集中力と創造力を同時に育む効果があります。
絵画では色彩感覚や空間認識能力が向上し、子どもの感性が豊かになります。
書道は美しい字を書く技術だけでなく、精神統一や集中力の向上にも大きな効果があります。正しい姿勢で筆を持ち、一文字一文字丁寧に書くことで、忍耐力や粘り強さも身につきます。
学習系の習い事
学習系の習い事は、学校の勉強を補完し、より高度な学習能力を育成することを目的としています。
▶英会話は早期から始めることで、正しい発音や自然な英語感覚が身につきます。グローバル化が進む現代において、英語力は将来の可能性を大きく広げる重要なスキルです。また、異文化への理解や国際的な視野も自然と育まれます。
▶そろばんは計算力だけでなく、記憶力や集中力の向上にも大きな効果があります。指先を使って計算することで脳が活性化され、数学的思考力が向上します。
また、段位や級位制度により明確な目標設定ができるため、子どもの達成感や自信の向上にもつながります。
▶プログラミング教室では、論理的思考力や問題解決能力が育まれ、将来のIT社会に対応できる基礎能力が身につきます。
習い事選びのポイント
子どもの習い事を選ぶ際には、多くの要素を考慮する必要があります。子どもの興味関心、家庭の事情、将来の目標など、様々な観点から最適な選択をすることが重要です。
間違った選び方をしてしまうと、子どもにとって負担となり、本来得られるはずの効果が期待できなくなってしまいます。
子どもの興味と適性を見極める
習い事選びで最も重要なのは、子どもの「好き」を優先することです。子どもが楽しく取り組める習い事を選ぶことで、長続きし、より大きな効果が期待できます。
日頃から子どもの好きなことや得意なことを観察し、親子でコミュニケーションを取ることで、子どもの興味関心を把握することができます。体験レッスンなどを活用して、子どもの目が輝いているかどうかで判断することも有効です。
また、子どもの性格に合った習い事を選ぶことも重要です。内向的な子どもには個人競技や芸術系の習い事が向いている場合が多く、外向的な子どもにはチームスポーツや集団での活動が適しています。子どもの発達段階や体力レベルも考慮し、無理のない範囲で始められる習い事を選ぶことが大切です。
指導者と環境も重要
良い指導者との出会いは、子どものやる気を引き出し、能力を大きく伸ばすことにつながります。指導者の教え方や人柄は、子どもの成長に大きな影響を与えるため、慎重に選ぶ必要があります。体験レッスンでは、指導者が子どもとどのようにコミュニケーションを取っているか、子どもが萎縮していないかなどを観察しましょう。
教室の雰囲気や設備も重要な要素です。清潔で安全な環境が整っているか、他の子どもたちが楽しそうに取り組んでいるかなども確認ポイントです。
また、振替システムの有無や発表会などのイベントの充実度も、長期的に続けていく上で重要な要素となります。
通いやすい立地にあることも、継続のためには欠かせない条件の一つです。
費用も考えよう できれば目標設定もしよう
明確な目標を設定することで、子どもの頑張る力を引き出すことができます。
短期的な目標と長期的な目標を組み合わせて設定し、達成できた時には十分に褒めてあげることが重要です。目標達成後は次の目標を設定するなど、子どもの成長に合わせて段階的に進めていくことが効果的です。
費用面での検討も忘れてはいけません。習い事の費用は継続的にかかるものなので、家計に無理のない範囲で選ぶことが重要です。
運動系の習い事は月額4,000円~8,000円程度、芸術系は月額7,000円~20,000円以上、学習系は月額2,500円~12,000円程度が相場となっています。月謝以外にも、教材費や発表会費用、交通費なども考慮して総合的に判断しましょう。
習い事の種類 | 月額費用の目安 | その他の費用 |
---|---|---|
スイミング | 6,000円~8,000円 | 水着、ゴーグル、タオル |
ピアノ | 8,000円~15,000円 | 楽譜、発表会費用 |
英会話 | 7,000円~12,000円 | 教材費、検定料 |
サッカー | 4,000円~7,000円 | ユニフォーム、スパイク |
習い事を成功させる秘訣ってあるの?
習い事は始めることよりも続けることの方が大変です。多くの子どもが最初は興味を示していても、実際に始めると「つまらない」「行きたくない」と言い始めることがあります。
適切なサポートと環境作りにより、子どもは習い事を通して大きく成長することができます。
継続させるモチベーション管理
子どもが習い事を続けられない主な理由として、先生との相性の悪さ、友達がいないこと、ついていくのが難しくなったこと、習い事が多すぎて疲れてしまうことなどが挙げられます。
定期的に子どもの様子を観察し、適切な対応を取ることが重要です。子どもが楽しめる範囲で習い事を続けられるよう、無理をさせないことが大切です。
▶小さな目標を設定し、達成できた時には十分に褒めてあげる
(子どもの成長を認め、達成感を感じられるような環境を整えることで、自然と続ける意欲が湧いてきます)
▶他の子どもと比較するのではなく、その子自身の成長に焦点を当てることが重要
▶家庭での練習をサポートする
▶習い事で学んだことについて話を聞いてあげたりする
▶子どもの疲れが見える時には適度な休息を取らせる
▶自由に遊ぶ時間も確保してあげる
↓やっちゃダメなこと↓
・過度なプレッシャーをかけること(子どもの自主性を尊重することが大切です)
・子どもの意欲を削ぐような言動は避ける(常に前向きなサポートを心がけることが成功の秘訣)
よくある失敗と対策
あの人気な習い事も無駄になりやすいらしい、、、その特徴とは
習い事が無駄になってしまう理由は大きく3つに分けられます。
①「上達しないから」②「役に立たないから」③「そもそもやりたくないから」です。
特に代表的な例として、スイミング、書道、ピアノが挙げられることがあります。
スイミングでは目的が曖昧なまま始めてしまい、泳げるようになったら満足してしまうケースが多く見られます。
書道については、子どもの興味関心が低いまま始めてしまい、継続的な学習につながらないケースが多いです。また、デジタル化が進む現代において、美しい字を書く必要性を実感できない子どもも増えています。
ピアノでは、保護者の期待が高すぎて、子どもが無理に通わされているケースが多く、結果として嫌いになってしまうことがあります。
(;´・ω・)人気の習い事でも多くのメリットがある一方で、適切な選択や管理ができないと「無駄」に終わってしまうことも実際にあるみたいです。。。
失敗を避けるために
▶失敗を避けるためには、まず子どもの意思確認をしっかりと行うことが重要です。
体験レッスンを複数回受けさせて、子どもが本当に興味を持っているかを確認しましょう。
▶習い事を始める目的を明確にし、子どもと保護者で共有することも大切です。漠然とした理由で始めるのではなく、具体的な目標を設定することで、継続的な取り組みが可能になります。
▶無理のない範囲での習い事選びも重要なポイントです。
子どもの体力や学習能力に合わせて、適切な数の習い事を選ぶことが大切です。あまりに多くの習い事をさせてしまうと、どれも中途半端になってしまい、効果が期待できなくなります。また、費用対効果についても事前に検討し、長期的に続けられる範囲で選択することが必要です。
問題が発生した時はどうする?
習い事を続けている中で問題が発生した場合には、まず子どもの話をよく聞くことが重要です。
▶なぜ行きたくないのか、何が嫌なのかを具体的に把握し、解決可能な問題かどうかを判断しましょう。先生との相性や友達関係の問題であれば、クラスを変更したり、先生に相談したりすることで改善できる場合があります。
▶子どもが明らかにその習い事に向いていない場合や、継続的に嫌がっている場合には、思い切ってやめることも必要です。
無理に続けさせることで、子どもがその分野自体を嫌いになってしまう可能性があります。習い事をやめる際には、子どもと十分に話し合い、新しい選択肢についても検討することが大切です。
- 子どもの意見を最優先に考える
- 問題の原因を具体的に把握する
- 解決可能な問題かどうかを判断する
- 必要に応じて環境を変更する
- 無理に続けさせることは避ける
まとめ
この記事では堅苦しくつらつらと書きましたが、子どもの習い事って、
私も実際にいざ自分の子どもにさせようと考え始めると、あれこれ悩んでしまうものでした。
ちゃんと効果は出るのか、費用対効果はどうか、どれがこの子の将来に本当に役立つのか、
それはやってみないと分からないし、その子が成長してからじゃないと分からないこともあるよなーって思いました。
そんな考えをぐるぐる考え続けていった結果、
でもやっぱり一番は、この子がやりたいと思っているかどうかを大事にしようということに行きつきました。
その意思こそが、最大の効果が出る要素なのだと私は信じております。
みなさんはいかがでしょうか(^^)
この記事が少しでもみなさなのお役に立てたら良いなと思います。